広島市郊外で
退職後親から受け継いだ田んぼや畑の
手入れをしているAさん。
土地を守りますか?資産を守りますか?
Aさんの悩み
そろそろ体力的にも農作業がしんどいなぁと
感じるようになってきました。
このまま田畑を維持していても
2人の子どもたちは都会で就職をしており、
引き継いでくれる人はいません。
「アパートを建てませんか?」
「土地を売りませんか?」
不動産屋、アパートメーカー
銀行などからいろんな声もかかっています。
アパートは最初満室になったとしても
年数が経つと空室になることもあります。
固定資産税や退去後のクリーニング
内装リフォーム、外壁修繕費など
経費の負担も大きいので
長期的に安定した収益を上げるのは
なかなか難しそうです。
かといって
先祖が大事に守ってきた土地に愛着があり、
自分の代で手放すのはご先祖様に申し訳ない
気持ちでいっぱいです。
親戚や近所の目も気になります。
アパートを建てることも
売却することもできず、
「この先どうしたらいいのだろう」
と漠然とした不安を抱きながら
Aさんは今日も田畑で
汗を流しています。
時代と共に急激に変わっていく相続の環境
あなたの暮らしにゆとりをもたらし、
子ども世代にも喜ばれる資産継承の
お手伝いをする
不動産コンサルタントの津田 真実です。
ひと昔前までは相続とは
「先祖から受け継いだ財産を守って、
次の世代に引き継ぐこと」だと思われていました。
ですから今でも、Aさんのように
一生懸命先祖から受け継いだ土地を守っておられる方は
たくさんおられます。
そのことはとても尊いことなのですが、一方で
相続を取り巻く環境は急激に変化しています。
今までの常識や概念が全く通用しない時代に
突入しているのです。
急激に変化している2つのこと
特に相続に影響を与える
二つの大きな要因があります。
それは人口の減少と自然災害の急増です。
まず、人口の減少についてお話しします。
上の図は人口の推移を表した図です。
鎌倉時代から徐々に増加した人口は
明治維新後に急激に増加しました。
その後2004年をピークに
急激な人口の減少という
人類が未だかつて経験したことがない
時代に突入しています。
利便性の悪い土地はどんどん人口が減り、
土地を持っていても
換金できない時代になってきているのです。
それでなくても
相続が3代続けば家が潰れると言われるくらい
重い相続税が課せられますから、
「先祖代々の土地を守っていかなくては」
と思って手をこまねいているうちに
資産価値が無くなってしまう可能性があります。
そして二番目に異常気象による自然災害の多発が
挙げられます。
広島県は豪雨による土砂災害や河川の氾濫など
全国的に見ても災害が多い地域となっています。
広島県は豪雨による土砂災害や河川の氾濫など 全国的に見ても災害が多い地域となっています。 ここ数年毎年のように災害があるので 土砂災害警戒区域や 河川の氾濫区域エリアも拡大されています。 行政も災害対策の管理が 行き届きにくくなるので 郊外に居住地域が広がるのを抑え、できるだけ 生活圏を小さくした街 (コンパクトシティ) を目指しており 不動産の価格に影響してきているのです。
まとめ
ご自身も安心して余生を送り、不動産を
円満に次の世代に受け渡しをするためには
今お持ちの不動産を
キッパリ売却してしまって、
利便性の良い土地を購入するなど
資産の組み替えを考えられると
良いかもしれません。
愛着のある土地ではありますが、
このような思い切った
発想の転換も今の時代は必要です。
田畑をこのまま守り続けても
売ることも活用することもできず、
収益を産まないのに
固定資産税など維持費ばかりがかかる
負動産になることが想定できるからです。
負動産は子ども世帯の
負担になってしまいます。
せっかく先祖が残してくれた資産ですので
相続人みんなが豊かになるような資産に
組み替えた方が
先祖も喜ばれるのではないでしょうか。
いかに資産価値を向上させるかを考え、
向上しないものであれば早く換金して
負動産を家族に残さないことが大事だと
私は考えています。
土地を守るのか、
資産を守るのか、
あなたはどちらを選択されますか?

